オンライン国際交流ガイドライン

オンライン国際交流ガイドライン(以下「本件ガイドライン」といいます。)は、「WorldClassroom」(以下「本件サービス」といいます。)の利用規約に基づき、オンライン国際交流についての利用条件・利用ルールを定めるものです。


(定義等)

第1条 オンライン国際交流とは、日本の教室と世界の教室または児童生徒等のグループ等(以下「相手方」といいます。)を繋ぎ、オンラインにて国際交流授業を実施することです。

2 オンライン国際交流には、リアルタイムでの国際交流(以下「リアルタイム交流」といいます。)と、事前に撮影した動画を相互に交換し交流するビデオ交流(以下「ビデオ交流」といいます。)の2種類の形態があります。

3 本件サービスは、オンライン国際交流を実現するためのプラットフォームであり、オンライン国際交流の円滑な実施をサポートします。

(オンライン国際交流の目的及び特性等)

第2条 オンライン国際交流は、日本の教室と世界中の教室の児童生徒等を繋ぎ、外国語を実践的に活用する機会、外国語を学ぶ動機づけを高める機会、外国語を用いて学び合う機会、世界への関心を高める機会等を提供することを目的に実施するものです。

2 前項の機会提供を通して、児童生徒が世界中の同世代との交流を通じて、伝わった喜び、伝わらなかった悔しさを体感し、今後の学習の動機づけや将来のキャリアに良い影響を与えること等を目指します。

3 オンライン国際交流は、文化、宗教、インターネット環境等が異なる世界の教室等と、授業日程や時差等を調整した上で実施する難易度が高いプログラムになります。そのため、次の事項をご理解、ご了承ください。

  1. ベストエフォート型の対応のため、突発的なトラブル等を含め、ご希望やご要望に添えない場合もあります。
  2. 相手方の事情やインターネット環境等によりやむを得ず開始時間が遅れる、実施が中断・キャンセルになる、通信に不具合が生じる等のトラブルや変更等が発生することもあります。
  3. 学校のインターネット環境及び実施環境等により、通信等に不具合が生じる等のトラブルや変更等が発生することもあります。

4 オンライン国際交流は、オンライン英会話の講師等と異なり、相手方も、授業や教育活動の一環として、同じ参加者としての立場で、オンライン国際交流に参加しています。この点をご理解の上、実施にあたっての調整等にご理解とご協力をお願いいたします。

(オンライン国際交流にあたっての注意事項)

第3条 本件サービスの利用規約にも禁止事項が明記されておりますが、その中でも、オンライン国際交流にあたっては、特に次のいずれかに該当する行為、またはそのおそれのある一切の行為をしないように注意してください

  1. 個人情報やSNSアカウントを交換する行為
  2. 相手方を含む児童生徒同士で写真を撮影する行為
  3. オンライン国際交流のために提出・共有された資料及び情報等を本件サービスでの交流以外の目的で使用する行為
  4. 暴力的な言動、差別につながる言動、性的な言動、自殺・自傷行為・違法行為を誘引または助長する言動、反社会的な言動、その他不快感を与える一切の言動並びにこれらの言動と誤解されうる一切の言動
  5. 相手方の文化、信条、宗教、人格、価値観等に敬意を表さない言動及びこれらの言動と誤解されうる一切の言動

2 教員は、自らが担当する児童生徒に対し、本件サービスの利用規約及び本件ガイドラインを遵守させるように指導をお願いいたします。相手方にも同様の指導をお願いしております。

3 当社が紹介した相手方について、児童生徒はもちろんのこと、教員であっても、当社の事前の承諾がない限り、連絡先の交換や直接連絡をすること、当社の関与なくオンライン国際交流を行うことは禁止されています。

4 当社において、ビデオレター、手紙や物品等のやり取りの仲介を行なっておりません。また、学校同士、児童同士、教員同士などいかなる主体間においても、直接やり取りを行うことも禁止されています。

(オンライン国際交流にあたっての教育効果の測定等)

第4条 オンライン国際交流後、参加した児童生徒全員及び教員に対してアンケート回答をお願いしております。タイムリーな効果測定の観点から、原則実施当日の放課後までにご回答ください。

2 オンライン国際交流は先進的な取り組みとして注目をいただくことが多いため、外部からの視察や報道機関による取材対応等をお願いする場合があります。ご協力をお願いいたします。

(リアルタイム交流の基本事項)

第5条 リアルタイム交流は、原則としてクラス単位、原則40分間にて実施します。

2 リアルタイム交流の開始及び終了時刻は、原則として10の倍数単位で設定します (例えば、14時10分、14時20分、14時30分等)。

3 相手方の国籍、参加人数、学年・年齢及びグループ数、相手方とのマッチング、交流内容、交流時に使用する教材並びに交流の事前準備の内容等オンライン国際交流に関する一切の事項は、本件サービスお申込時に特段の合意がない限り、当社において、第2条記載の目的及び特性等を踏まえ最終的に決定します。当社において、種々の事情を考慮し決定しておりますので、この決定に対し、異議を申し述べることはできません。

(リアルタイム交流の実施調整)

第6条 オンライン国際交流のお申込時に、参加するクラスの情報、実施環境及び実施を希望する日程等のヒアリングを行います。日程については、海外の学期制度等を加味しながら、当社からご提案することもあります。

2 複数回交流を実施する場合、日程調整等教員及び学校側の負担等を軽減するため、原則として同時間内で並行しての交流実施とならない範囲で、同日または同週内に実施することを基本とします。

3 実施日程は、原則として実施日の1ヶ月前までに、時間割変更や短縮日課等がないかご確認の上、ご確定ください。相手方とのマッチング結果は2週間前を目安に通知します。但し、諸事情により、相手方の決定が遅れたり、決定後に相手方の変更が生じたりすること等があります。

(リアルタイム交流の相手方)

第7条 リアルタイム交流の場合、原則として、時差が0時間から6時間圏内の相手方とのマッチングを行います。

2 リアルタイム交流の場合、時差等の関係から相手方はアジア諸国が中心となります。

3 複数回交流を実施する場合、学びの多様性の観点から様々な国の相手方とのマッチングに努めますが、マッチングは相手方の学期制度や気候等にも影響されるため、相手方の国籍、学校及び学年等の指定はできません。

4 学年については、双方の特性や習熟度、言語力等に配慮し、最適な形でマッチングを行うため、必ずしも、同一学年、同一年齢の相手方とマッチングするとは限りません。

(リアルタイム交流における使用端末数・グループ数)

第8条 次の理由により、原則として3〜5名で1グループとして1台の端末を共有し、合計10台以下の端末を用いてグループにてリアルタイム交流を実施します(例えば、35名の学級であれば9グループ、9台の端末での参加がよくある例です)。

  1. グループでの交流は協力や協働を通じて学習効果を高めることが期待できるため。
  2. 日本及び相手方の学校の通信インフラ環境等によっては、児童生徒一人ひとりまたは多数のグループが各端末で同時接続すると、通信等に負荷がかかり、接続不良や強制ログアウト等の事象が発生する可能性があるため。
  3. 児童生徒一人ひとりまたは多数のグループが各端末で同時接続すると、児童生徒同士の距離が取れないことによる雑音やハウリング等により音声が相手方に届かない等の問題が発生する可能性があるため。

2 日本のようにGIGA端末が普及している国は少なく、国によっては、学校内等に適切な端末がなく、リアルタイム国際交流のために、相手方において端末を特別に用意する場合もあります。相手方の端末数が日本側のグループ数に満たない場合や台数と通信環境等のバランスによっては、相手方として海外の複数の学校等に参加を呼びかけ、複数校での交流となる場合もあります。

3 学校のセキュリティ設定、インターネット環境、使用する端末のスペック、各種ソフトウェアのバージョン等の事情によっては、グループに分かれての交流等ができないことがありますので、ご了承ください。

(リアルタイム交流前の準備)

第9条 質の高いリアルタイム交流を実現するために、本件サービスを用いたスピーキング練習及びプレゼン練習、交流資料や教材を用いた事前学習、並びに相手方についての調べ学習等、1コマ程度の交流準備をお願いしております。当社より、事前学習に役立つ資料のご提供をいたします。

2 リアルタイム交流に先立ち、実際に使用する教室や端末等を使用し、1年度に1回、本番と同一の環境でインターネットの通信速度等に問題がないか確認する疎通テストを実施することがあります。

3 当社が必要と判断した場合、相手方の教員等の担当者と、交流の目的、タイムテーブル及び交流内容等について共通認識を持つために、事前にオンラインにて打ち合わせを実施することがあります。

(リアルタイム交流のキャンセル・振替等)

第10条 実施日程は、原則として実施日の1ヶ月前までに確定します。

2 実施日程確定後、学校及び教育委員会等の都合や学校及び教育委員会側の責めに帰すべき事由等による日程の変更や振替はできません。実施ができない場合でも、実施扱いとなりますのでご了承ください。時間割変更や短縮日課等がないか、必ず日程確定までにご確認ください。

3 相手方のインターネット環境、突発的なインフラ設備、通信環境等の不具合等により、やむを得ず実施の取りやめ(学校側で年度内での日程の再調整ができない場合等)や日程の変更等が発生する可能性があることをご了承ください。

<実際にあった事例>

  • フィリピン:台風によるインターネットダウン等
  • インドネシア:雨季による停電等

(リアルタイム交流時の備品の貸し出し)

第11条 リアルタイム交流時のイヤホン等の備品については、学校にある備品等各学校でのご準備をお願いしております。充分な備品がない場合には、イヤホンやスプリッター等を中心に、当社から自治体や学校へ備品の貸し出しができる場合があります。その場合、以下の点にご留意ください。

  1. 全てのGIGA端末に対応した備品ではないため、端末によっては使用できない場合があり、正常な動作等について保証致しかねます。
  2. 備品の数には限りがあるため、時期やタイミングによってはお貸しできない場合があります。また、速やかなご返却にご協力ください。
  3. 貸し出しをご希望の場合、借用書の記入と借用ルール遵守をお願いしています。

(リアルタイム交流のサポート)

第12条 リアルタイム交流の実施当日は、原則として当社が司会進行、ブレイクアウトルーム操作を実施し、オンラインでサポートいたします。

2 リアルタイム交流の実施当日における現地またはオンライン上でのサポート(各ブレイクアウトルームでの会話サポート等を含む)、弊社が必要に応じて当該年度に1回実施する疎通テスト以外のサポート等を希望する場合は、別途費用が発生いたします。

(リアルタイム交流の使用ツール及び記録等)

第13条 リアルタイム交流にあたっては、ZoomまたはGoogle Meetを利用します。

2 リアルタイム交流実施中、オンライン国際交流の品質向上等を目的に、録画を行うことがあります(ブレイクアウトルームについては、ツールによって録画できない場合があります)。当社によって録画・撮影された映像・音声・画像は事前の了解なしに外部公開されることはありません。

3 当社から、録画・撮影された映像・音声・画像のご提供は行なっておりません。

(ビデオ交流の基本事項)

第14条 ビデオ交流は、本件サービスのアプリケーション内で、非同期で実施します。

2 ビデオ交流は学級単位で実施します。

3 相手方を含む双方の学級の児童生徒が、事前に撮影した動画をそれぞれ1通ずつ交換し、コメントを送り合うことを1回の交流とみなします。原則2週間の中で交流を行います。

4 ビデオ交流のメインの使用言語は、英語です。

(ビデオ交流の実施調整)

第15条 オンライン国際交流のお申込時に、参加するクラスの情報、学校環境及び実施を希望する実施日程のヒアリングを行います。日程については、海外の学期制度等を加味しながら、当社からご提案することもあります。

2 希望する実施日程は、原則として実施日の1ヶ月前までに、学校行事等の重複がないか等、ご確認の上ご確定ください。相手方とのマッチング結果は2週間前を目安に通知します。但し、諸事情により、相手方の決定が遅れたり、決定後に相手方の変更が生じたりすること等があります。

3 動画撮影のテーマは、本件サービス上の選択肢の中からお選びいただけます。できる限り類似・同様のテーマ設定をしている相手方とのマッチングに努めますが、撮影内容の詳細までは調整が難しい点をご了承ください。

(ビデオ交流の相手方)

第16条 ビデオ交流は非同期の交流であることから、リアルタイム交流と比べてやや幅広い選択肢の中からマッチングができる一方、時差や相手方の授業スケジュール等の関係から動画視聴のタイミングは相手方の活動時間に委ねられていることをご了承ください。

2 複数回交流を実施する場合、学びの多様性の観点から様々な国の相手方とのマッチングに努めますが、マッチングは相手方の学期制度や気候等にも影響されるため、相手方の国籍、学校及び学年等の指定はできません。

3 学年については、双方の特性や習熟度、言語力等に配慮し、最適な形でマッチングを行うため、必ずしも、同一学年、同一年齢の相手方とマッチングするとは限りません。

(ビデオ交流のキャンセル・振替等)

第17条 実施日程は、原則として実施日の1ヶ月前までに確定します。

2 実施日程確定後、学校及び教育委員会等の都合や学校及び教育委員会側の責めに帰すべき事由等による日程の変更や振替はできません。実施ができない場合でも、実施扱いとなりますのでご了承ください。学校行事等の重複がないか等、必ず実施日程確定までにご確認ください。

3 相手方のインターネット環境、突発的なインフラ設備、通信環境等の不具合等により、止むを得ず実施日程の変更(学校側で年度内での日程の再調整ができない場合は実施の取りやめ)等が発生する可能性があることをご了承ください。

(本件ガイドラインの変更)

第18条 本件ガイドラインは、予告なく変更することがあります。

附則

作成日 2025 年 3 月 1 日
改定日 2026 年 1 月 21 日